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全国の旅と名湯を巡る(Ⅲ)

北海道の北の果てから沖縄まで、旅と湯めぐり

タイトル画は別府の鉄輪温泉   北海道知床の野趣満点「カムイワッカの湯」と本州南端;鹿児島指宿温泉の「砂湯」

温根湯温泉;大江本家


  温根湯温泉;大江本家




層雲峡を後にして、大雪の一端から流れ落ちる「流星・銀河の滝」(ともに日本の滝百選に選定)などを国道39号から眺めながら先へ進んだ。
大雪湖を右に見ながら、「石北峠」に到る。
その名も石狩地方(上川町)と北見地方(留辺蘂町)の境界となる標高1050mの峠である。
道内では3番目に高い峠で展望台や古風な土産店も並ぶ。
因みに、標高1位は三国峠(R273)で1136m、2位が幌鹿峠(R85)の1081mである。



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  「道の駅・おんねゆ温泉」
  一服仮眠をしていると、突然、三角の時計タワーが音楽演奏を奏で、からくり人形らしいのが飛び出して踊っていた



エゾマツやトドマツ、タケカンバなどの大樹海が広がる急坂を下り、やがて 開けた平野に出ると間もなく留辺蘂の「道の駅・おんねゆ温泉」である。 
 道の駅は、石北峠の基部に当たり、旭川、層雲峡の大雪観光圏と阿寒・網走・知床観光圏を結ぶ中継地点で、道内の古湯といわれる温根湯温泉も湧く。

中央スペースに悠々と駐車して一服仮眠をしていると、突然、横の三角タワーが音楽演奏を奏で、からくり人形らしいのが飛び出して踊っていた。
時報と同時に始まったようで周囲は既に人だかりになっていた。

このタワーは、高さ約20mのシンボルタ ワー「果夢林」と言うらしく、からくり人形と世界最大級のハト時計を組み合わせた作りは、時報に合わせて様々な楽器を手にした森の妖精が踊りはじめ、羽の長さ約2mもある大きなハト「ポッポちゃん」も登場するという。

ところで、「留辺蘂」と書いて「ルベシベ」と読む。 
町名の由来はアイヌ語の「ルペシュペ」(越える道)と言う意味らしいが如何にも峠の麓の町らしい名称である。それはとも角「蘂」と書いて一見「薬」のように見えるが実は「クサ冠に心が三つ、その下に木」を書いてシベと読む、オシベメシベの蘂で蕊とも書く。 難解な字であるが判り易い。

留辺蘂町は、2006年3月に北見市端野町常呂町と合併し新しく北見市となっている。
常呂町はオホーツク海サロマ湖に面するホタテと遺跡とカーリングの街であることは周知である。
新しい北見市大雪山系の石北峠からオホーツク海を含む広大な地域になったのである。

道の駅にほぼ隣接していて山裾、無加川の畔に温根湯温泉街がある。
「北見地方の奥座敷」とも呼ばれ、歴史の浅い北海道の温泉地の中ではかなり老舗的な温泉地の一つともなっている。 

最近では、この温泉の成分による肌に対する美白効果があることから「源泉100%かけ流しの美白の湯の温泉郷」としてPRされているようである。
なお、「温根湯」の名称は、アイヌ語の「オンネ」(大きな)・「ユ」(お湯)に由来する。





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道の駅の温泉案内で、立寄り湯の良さそうなところを伺ったところ、各旅館を紹介された。
せっかくだから、その中で歴史と格式のアル「大江本家」を訪ねた。
建物は温泉宿にしては余りにも豪華なホテルであった。

  
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豪華な温根湯温泉・大江本家と温泉浴槽

恐る恐るフロントで受付したら、若い女子が快く愛想よく応対してくれた。
浴室は無加川に面していて、とても明るく広々としている。
広い浴室には大小六ヶ所の浴槽があり、ジャグジーのほかはすべてかけ流しのようだ。
浴槽によって温度を変えてあるようで、中央にぬるめと熱めの大浴槽、窓側にややぬるめの浴槽と寝湯がある。
お湯は透明ながら、やや薄緑色が感じられた。
若干の硫黄臭がするが、浴感はさっぱりしていた。
浴場は一階が男湯、二階が女湯という珍しい造りになっている。



留辺蘂は又、東西南北へ結ぶ交通の要衝でもある。 
旭川から石北峠を越えてきたR39は北見から網走え、南下すると陸別、士幌から帯広へ、北上すると遠軽、湧別から紋別へ其々に到っている。
次に我らは、その遠軽方面へ向かった。



基本情報(日帰り湯)

名 称  温根湯温泉:大江本家
場 所  北見市留辺蘂町温根湯
風 呂  大浴場(男女別)露天風呂打たせ湯寝湯泡風呂他
営 業  pm1:00~pm10:00(立寄)
休 日  ―
料 金  600円
交 通  女満別空港から、車で1時間30分。 留辺蕊駅前より温根湯行きのバスに乗り約20分
問 合  0157-45-2511



温泉の成

泉 質  単純硫黄泉、単純温泉
効 能  神経痛・リウマチ・婦人病
湯 温  50度以上
源 泉  温泉組合1・2・3号 混合泉  ph9.1
温 泉  加水×、 加温×、 循環×、 消毒×

評 価  ★★★★  5段階